「日本と世界の架け橋になろう」
「沖縄と世界の架け橋なろう」
この理念が浸透しているからこそ、
私たちの日々は、
さまざまな“逸の彩アクション”で溢れています。
忘れられないお客様とのエピソード。
後輩にも語り継がれている、スタッフ同士の笑い話。
“こんな職場で働いてみたかった”
ここでは、私たちの日常の一端を
すこしだけご紹介します。
コロナ禍も落ち着きを取り戻した、
ある年の大晦日。
韓国から4人組で、ご宿泊されていたご年配のお客様たち。
「ようやく沖縄に来ることができたんだ!」と終始、ご機嫌のご様子。
スタッフの中には韓国出身の者をいるので、
二言三言、会話も楽しみながら、
「今晩は、アメリカンビレッジで夕食を楽しんでくる!」
とお出かけになられました。
働いていも、今日はやっぱり特別な日。
支配人が
「今日はみんなお疲れ様、私たちもみんなで年越しそばでも、食べましょ!」
と、出勤しているスタッフ、みんなに集合をかける。
ところがその韓国出身のスタッフだけ見当たらない。
事情を知るスタッフに聞いてみると…
「先ほど、あの韓国からのお客様から電話があって…。」
なんと、タクシーが捕まらず、バスもなく、
お客様の中には、お薬を決まった時間に飲まないといけない方もいて、困り果ててしまい、フロントに電話をかけてきてくださったとのこと。
それを聞いた、例の韓国出身スタッフが、すぐに使えるカーシェアを調達して、アメリカンビレッジまでお迎えに行っている。
なるほど、それじゃ、ここにいないわけだ。
うちのホテルらしいなー。
お客様の困りごとにすぐ飛び出しちゃうスタッフはすごい。
そしてカウントダウンの忙しい日にスタッフが1人減ってもフォローし合って、余裕で年越しそばを食べるスタッフもさすが。
さてさて、お迎えに上がったスタッフと韓国からのお客様は無事、ホテルまでお帰りになりました。
年明けのカウントダウンの瞬間はなんとその車中だったとか。
チェックアウトの時も、そのスタッフの手を何度も握ってくださいました。
最後に。この時のカーシェア料金やガソリン代は、もちろん全額会社負担です。
普段からこういう逸の彩アクションは事後決裁の、自己判断でよい。となっておりますので。
沖縄逸の彩温泉リゾートホテルの定番サービスのひとつ。
記念日や誕生日のお客様にはお部屋をデコレーションして、サプライズをプレゼントするサービスがあります。
これには現在の支配人、陳が新人時代に体験した素敵なエピソードがきっかけの1つになっています。
これはその時のお話。
台湾から宿泊予約のお客様。
「スタッフとLINEで連絡を取りたい。」と妙な連絡がきたのですが、そこは即対応。
LINEでいろいろと事情をお伺いしてみると・・・。
なんと宿泊当日、お付き合いしている彼女にプロポーズしたいからサプライズを手伝ってほしい。
とのことでした!!
これを聞いた、特に女性スタッフが、
我がことように盛り上がって興奮状態。
「これは絶対に成功させなきゃ!!」
と、当日までLINEで綿密な打ち合わせを継続。
いよいよ当日。
フロントで行っている体験イベントも彼女のために延長して、とにかくまずは彼氏だけをお部屋に案内。
部屋は彼女の好きな花や色でデコレーション。
カメラも設置しておいて、スタッフは隣の部屋で待機。
プロポーズが成功したら、彼氏に壁をトントンと合図してもらい、スタッフがお部屋にケーキを持ってお祝いの言葉を言いながら、にぎやかに入室。
結果はサプライズもプロポーズも大成功!
なんと記録用に撮影しておいた動画は、後日披露宴のムービーとして使っていただいたそう。
これまでも、グループホテル全体としてもサプライズや記念日のデコレーションは行っていたのですが、
このエピソードをきっかけに、スタッフが率先して、主体的に、何よりも楽しんでこのサービスを行うようになりました。
そんな忘れられないお客様のお話でした。
お昼時。
スタッフも2階のキッチンフロアでご飯を食べようか思っていたら…。
香港からのお客様がサーターアンダギーを持ってニコニコしておられる。
「何か御用ですか?」と尋ねると
「これを誕生日ケーキにデコレーションしてくれないかな・・・??」
沖縄逸の彩ホテルのスタッフは、もうお客様からもこのくらいの無茶ぶりには驚きません。
「えーーー!!急に!?」ではなく
「サーターアンダギーをどうやって誕生日ケーキにするのよーー!!」でもなく
「その発想、斬新ですね!」なんて、内心そんなことを思ってしまうようになっています(笑)
沖縄の代表的なお菓子を、海外からのお客様が誕生日ケーキにしたいなんて・・・素敵すぎる!
自分のお昼ごはんは忘れて、
すぐに厨房スタッフに事情を説明。
みんなが同じ想いで働いるのが、私たちの良いところ。
厨房スタッフも嫌な顔ひとつせず、何の躊躇もなく、お皿に盛り付けたり、チョコ散りばめたり、
夜食デザート用の材料なんかを引っ張り出して、飾り付け。
あっという間に、
サーターアンダギー誕生日ケーキのできあがり。
さっそくお客様にお届けすると、館内に響く歓声。
「今日もまたお客様に喜んでいただいたなぁ・・・」とニヤニヤしてしまう逸の彩スタッフ。
ん?
でもなんだか、力が出ない・・・。
ああ、そうだ。自分のお昼ごはんまだ食べてない。